概要
パラメータ
概要
多機能振動顕微鏡走査・結像システムは、レーザー精密走査、時間分解撮影、画像処理技術を駆使して、マイクロ・ナノスケール空間における物質の光物性を得るための高精度な装置である。主に半導体試料、光電変換材料、光触媒材料、生体試料などのマイクロ・ナノスケールでの蛍光の運動過程やイメージングを研究するために使用されます。蛍光寿命イメージング、蛍光強度イメージング、光電流イメージングを実現することができます。
パラメータ
I. レーザー走査型発振器モジュール
- レーザーファイバー入力、分布制御ダイヤフラム方式(調整範囲:25um~2mm)
- レーザースキャン撮像範囲:256×256画素ドット、最大4096×4096画素ドット;
- 撮像倍率(ズーム):1~32倍
- 最小画素滞留時間:9.6us(ズーム=1)、2.1us(ズーム=32)
- レーザー走査波長範囲:450~1100nm
II. TCSPCモジュール
- 時間精度:7ps
- Bin チャンネル数:4096
- タイムウィンドウ:50ns~5us
- 機器応答関数(IRF): ≦ 250 ps
- 高感度シングルフォトン検出器モジュール
- 検出面の直径:100 um
- 分光検出範囲:400~1000nm
- 時間分解能: < 50 ps FWHM
- 量子効率: 45% @ 550nm
III.定常スペクトル検出モジュール
- 分光器(構成はお客様のご要望に応じて調整可能です。)
- 焦点距離:200mm
- 2枚のグレーティングを内蔵した分光器:(ユーザーの試料発光波長域に応じてオプションで選択可能)
- アウトレットカップル型PMT検出器
- スペクトル検出モード:波長スキャン取得(またはCCD撮影)
- 波長検出範囲:350~900nm
IV.倒立顕微鏡モジュール
- 照明光源、ダイクロイック、フィルターなどによる基本構成。
- 対物レンズセット(エアスコープ):50倍、10倍、5倍
- 最大空間分解能:≦500 nm(対物レンズおよびレーザー/蛍光波長による)
V. ドイツ Pilas社製 単波長405nm半導体レーザー
- パルス幅:<100ps.
- 繰返し周波数連続調整:0.2MHz~40MHz
- ピークパワー:> 400mW
- 平均電力:> 1mW@40MHz
VI. 極低温システム
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